「見える音楽」アレクサンダー・チェン

 

 

次の記事にアレクサンダー・チェンによる「見える音楽」が紹介されている。

 

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スティーブ・ライヒやビーチ・ボーイズ、バッハなどの曲のメロディやリズム、高低や強弱が、子供でも楽しめるような、ごく単純な線や色や形で表現されている。表現というより、一種の翻訳のようなものとして捉えた方が理解しやすいかもしれない。

 

チェン氏の映像の多くは独自の感性によるアート作品というよりも、音程とサイズの数学的関係を作ることによって不特定多数の人が共感できるようになっている。中でも楽譜のなかでいちばん伝わりづらいテンポやリズムが動きとして見ることができるので、音楽に詳しくない人でも曲の特性をつかみやすい。

 

とりわけ「無伴奏チェロ組曲」は音楽を「目から理解できた」と実感できるアニメーションになっている。