「Spotifyがおすすめしてくる曲集」というカテゴリを作っていたのを忘れかけていた。もはや昔のように音楽誌を買うことはほとんどなくなったし、おそらく積極的に毎月買うような習慣はもう戻らない。
代わりにSpotify経由で好みの音楽が流れてきて聴く、という流れは日常化している。
今回はnever young beachを聴いているうちにサラッとつながったボビー・オローサの「This Love」。
フィンランドのヘルシンキ生まれ。おじいちゃんが南米のボリビア出身だとかで、幼いころはおじいちゃんがギターを弾きながら歌う古いラテンとかキューバ音楽とかを聞きながら育ったらしい。お母さんもシンガー。お父さんもジャンゴ・ラインハルト系のジャズ・ギタリスト。兄弟も全員、音楽関係の世界にいるとのこと。当然ボビーもごくごく自然に音楽の道へ。
ご両親のレコード・コレクションがかなり充実していたようで。アーリー・ジャズからブルース、フォーク、ゴスペル、ドゥーワップ、モータウン、さらにはブラジル音楽、アフリカ音楽、サルサなど…。で、ボビーくんはそのすべてを理想的な形で融合させながら自らの音楽性をすくすく育んでいった、と。
音楽一家に育ったとのことで、いかにもグッド・ミュージックが体に沁み込んでいる人が作った音楽である。