疲れた時のための映画

仕事の関係で精神的にやや「きつい」「痛い」「重い」たぐいのニュースを受け止めたので、しんどい。

そういう時には名作中の名作に頼るしかないと考えて「丹下左膳余話 百萬両の壺」を観た(おそらく4回目か5回目くらい)。

やはり素晴らしい内容で、流れるような展開と、省略の良さが光る。調子のよい場面はひたすら可笑しいし、悲しい場面は実に悲しく胸に迫るものがある。

結末も洒脱、軽妙というか、粋で大げさな感じがない。チョイチョイと、二言三言のやり取りで、サッと思わらせるのは理想的な締め方である。

 

 

以前は感動したのに、なぜか時間を置くと退屈になってしまう映画は多いが、本作はむしろ二度三度と観た方がより輝きを増すのではないだろうか。

何と、カラー着色版があるのを発見したので、これから観ようという方にはこちらをお勧めしたい。

 

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