自分自身の発想の源に気づく

ある長めの文章のコンセプトを思いついて、あれこれ検討している。

2,3か月ほどかけて、次第に「こういうことを書きたい」「こういう風に書こう」という案がまとまってきて、やや客観視できるようになった。

 

すると以前どこかで目にしたフレーズやら読んだ本やらの言葉を思い出すようになり、長い時間をかけて影響を受けていると気づく。

 

たとえば「ヨーロッパ全史」のあとがきに「深くより、広く浅くをまず目指すべきだ」とあった。

 

 

こういう考え方はこれから書こうとしているものに近い。

あるいは将棋の本で「最新戦法の話」。

 

 

かなり前の本だが、「後回しにできる手は後回しにする」というフレーズはほとんど諺のようなレベルで頭にしみこんでいる。しみ込んだ結果、ようやく今のアウトプットに結びついたのであった。

 

知らない誰かの作品の元ネタにはすぐ気づいても、自分となると元の材料が溶けて消えているようなものなので、なかなか自覚できない。

 

「あっ、これが元だったのでは?」と、ある瞬間に確信できる。それはちょっとした発見ではあるので驚きと嬉しさを感じる。しかし結局のところ、自分自身の中で醗酵していく過程は不透明なままなのだ。