最近、自分の中ではセロリが流行っている。
しかし、セロリと言えば世間一般では、嫌いな野菜の筆頭格である。
世間の皆さんは、戦争はよくない、差別はよくない、いじめもよくない、格差もよくないと主張しておきながら、実にあっさりと「セロリは嫌いです」と断言する……。
ふざけんなよ!!
セロリとも平和な関係を築けよ!
セロリ差別やめろよ!
セロリいじめも、やめてくれよ!
他の野菜と、格差が増大しているだろ!
お前がセロリだったら、どんな気分なんだよ!
……と、大きな文字でツッコミを入れても、やや空振り気味という感触があるので、もう少々セロリの美味しさや魅力について書いた方がよさそうだ。
セロリはまず、少しモワーンとした苦味がいい!
特にカレーやミートソースや、スープを作る際に玉ねぎを刻む、そこにセロリも入れると味に深みと奥行きが出るのでいい!
よっ!大人の味!
次に、普通に生でサラダに入れるのもいい!
爽やか!
個性的!
ヒンヤリ感!
シャキシャキ感!
あってもなくてもどっちでもいいような、その他の野菜とはかなり違う!
人間もかくありたい、と思わせるような独自の佇まいと美学がある!
最後に、ぬか漬け!
ぬか漬けに入った時の活躍度が高い!
という訳で、「セロリを愛する会」のチラシを駅前で配っていたら、その会に即、入会したい!
というくらいのブームが来ているのであった。