3月の題詠短歌10首および投稿作品ご紹介です - はてな題詠「短歌の目」
前回は読むだけだったので、今回は参加してみます。
回文は頭が変になるほど作っていますが、短歌は詠むのが初めてなので新鮮でした。
1.雛
有事なら雛らと並ぶGIジョー 迷彩模様の民族衣装
2.苺
盲目の坊やが盗む小ナイフ 苺の皮剥き運指の妙技
3.夕
夕べ観た無声映画の斬首人 罪と鴉と影と血の色
4.ひとり言
イヒヒ姫とニタ郎サンバに合わせて呪文ふた筋のひとり言
5.揺らぎ
揺らぎすぎ二重に見えるペコの首 ヤマザキ春の電撃移籍
6.羊
羊水の眠りに落ちて見渡せば割れて砕けて裂けて散るかも
7.線
点線は点か線かで紛糾し難読系の子らのジャスティス
8.バク
雷と滝に打たれて蘇生せしバクのひり出す銀の弾丸
9.年度末
年度末待てども来ない救世主 神よたまには憐れみ給え
10.信号
浦島に託す信号開けられて煙たなびく海の心臓
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自作の製作意図や解説も書きました。