今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」
この話題は以前にも一度、書いたことがある。
最初の方だけを引用すると、
1.さるさる日記時代
そもそも私がインターネットに熱中したのは99年頃のことで、まだネット人口が総人口の10%か15%くらいという時代である。
当時、参加型大喜利サイトが盛んで、お題に対してボケを書いて投票で順位を決める形式のサイトが幾つもあった。
その頃のHNが「あんころ餅」だったため、はてな関係の「id:ankoro」というのはその頃の名残である。
ブログというものの存在が視野に入り始めたのは、おそらく2001年前後である。
「さるさる日記」という無料の日記作成サービスがあったので、日記めいたものを少し書くようになった。
2.はてなダイアリー時代「さるさる日記」はデザインが悪く、進歩や改善の意欲が感じられなかった。
そのうちにデザインが豊富で使いやすい「はてなダイアリー」が出てきたため、2003年頃にそちらに移行した。
当時、はてなダイアリーは画期的とまでは言えないが「デザインが豊富で使いやすい」という印象があったのは確かである。今、はてなブログのデザインは豊富でないし、何をそこまでケチケチしているのかと不思議に思うほど種類が少ない。その上、増やそうという気配もない。
それはともかく、当時「さるさる日記」に何を書いていたのかを調べてみたら、一番古い日記には「ヒズ・ガール・フライデー」がとても面白かったと書いてあった。
ネタバレにならないように一部を伏字にしておく。
離婚したてほやほやの美人新聞記者と、
よりを戻したい元夫と、
再婚相手の関係がベースにあって、これに
「精神異常が立証できれば*罪になる**囚」
「黒人警官殺しの犯人を**にして、黒人票をかせぎたい政治家」
「真実を書こうなどとは全く思っていない新聞記者たち」
などがからむ。
ジェームズ・スチュワートが次々に繰り出す小細工、策略、嘘は途切れることなく続き、 ヒロインとの会話の応酬のテンポも高速。
さらに犯人が**してからの二転三転のテンポは、今の「ER」のテンポよりもっと速い。とりわけ「同じ画面の中で二人の人物が別の場所に電話をして会話する」シーンの速さはすごい。
再婚相手が何度も**に***という、繰り返しのギャグもいいし、
モラルのなさが日常化している新聞記者の会話・行動は全部いい。実質的には二時間半の内容を、ぎゅう詰めにして90分の映画にしたという感じ。
2001年04月26日 23時09分07秒
ホークスのコメディ映画はみな面白いので「教授と美女」「モンキー・ビジネス」「赤ちゃん教育」なども未見の方には強くお勧めしたい。
ついでに「赤い河」と「リオ・ブラボー」も観るべきである。
赤ちゃん教育《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
- 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
これらの映画の面白さが今でも古びていないのに比べて、「さるさる日記」という言葉も記憶もすっかり風化してしまっているのは悲しいことである。