親戚で飼っていたポメラニアン(二歳)をこちらで飼うことになった。名前はpという。
大抵のポメラニアンは狸の顔をしているが、このpは明らかにキツネ顔をしている。つまり菊地桃子というよりは小泉今日子、榊原郁恵というよりは佐々木希である。ちなみにオスの犬だが、読者のために分かりやすさを重視した喩えを披露してみた。
ポメラニアンとの暮らしがもっと楽しくなる本 (ベネッセ・ムック―いぬのきもちブックス)
- 作者: いぬのきもち特別編集
- 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
- 発売日: 2012/03/07
- メディア: ムック
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以前飼っていた犬の名前が黒だったため、うっかり間違えてプロと呼んでしまうこともある。しかし間違えられてもご機嫌で、機嫌が悪い状態がないほど明るい性格である。
pはまだ子犬なので、キャンキャン吠えてうるさい。誰にでも大喜びでキャンキャン吠える。その意味が「だっこしてチョ」であるからしんどい。朝や昼はともかく夜中まで調子づいてキャンキャン吠えられると、睡眠妨害になり疲れる。
ネットで調べてみると、無駄吠えに対して怒鳴ったり頭を叩いたりするのは逆効果だそうで、まず第一に「飼い主の方が偉い」という示しをつけないといけないらしい。飼い主が大声を出すという態度は、大声で吠えている犬と同列の存在として認識されてしまうとのこと。
では何が正解かというと、口を優しく包み込むように押さえて、小さい声で「静かにしなさい」「静かにね」と命じて、次第にお座りから伏せの状態に持っていくのがよいという。その通りにやってみたら、本当にぴたりと静かになった。この二日間というもの、無駄吠えに困っていたのが嘘のようである。