050-3820-8114という番号から電話が来て、一回コールして切ってしまったので、こちらからかけ直してみたところ、動画サイトの使用料がどうだこうだで訴えることも辞さないので即座に金を払えという脅迫だった。
私の場合、未だに原始的な携帯でネットに繋ぐことすらできない状態で、通話以外はショートメールくらいしか使っていないので、いくら何でも動画の視聴は無理である。
仮に天才的なハッカー集団を雇ったとしても、私の携帯から動画を見るのは絶対に不可能というレベルではないだろうか。
そういう訳ですぐに詐欺だなと気づくことができた。実際、被害に至らないレベルで煙たがられているようだ。
この件があったため、急に別の詐欺のことを思い出した。
ついでに書いておくことにする。
以前「国際ジャーナル」という雑誌から取材依頼の電話があった。
私は個人事業主で、電話帳ほかに番号が載っているので電話自体は少しも珍しくないのだが、元プロレスラーで、「ファイヤー!」でお馴染みの大仁田厚さんが、ぜひぜひ私にインタビューしたいという意向を強く示しているという寝ぼけたような話だった。
「何で大仁田が俺にインタビューしたいんだよ!寝言は寝てから言えボケナス!」
と普通なら考えるところだが、やけに丁寧な口調で誠実そうな声の人だったので、かなり引き込まれて細かく話を聞いてしまった。
しかし結局、インタビューと言っても最終的にはこちらが寄付金を数万円払うという話だったので、アホらしくてやめた。先方が数万円くれるというなら受けていたかもしれない。
それにしても変な電話で、こんな詐欺みたいな手口が通用する訳ないよなと思っていたのだが、その数日後……!
何と、新聞の折り込み広告の中に「大仁田厚さんからインタビューを受けました!」という報告調のチラシが入っていたのである。何の店だか忘れたが、大喜びで写真まで撮っていた。
呆れて物も言えないとはこのことだが、世の中には詐欺に引っかかっているのかいないのかすら判断できず、騙されても自覚がほとんどない人たちも少なからずいるのである。
お金のない人の趣味ブログ : 国際ジャーナルから取材したいという電話が掛かってきました
「国際ジャーナル」は同様の手口であちこち電話をしているようなので(具志堅用高や佐藤蛾次郎ヴァージョンもあるらしい)、このブログの読者の皆さんは雑談用の話題として、手口を覚えておきましょう。