何だかんだと文句を言いながらも「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」のシリーズは映画館かDVDかでほとんど見ている。
しかし最近はヒーローが多くなりすぎで、アントマンにスパイダーマンに豹マン、片手でかめはめ波を出すガールや、カリカリ梅にそっくりな梅干しマンなど、いちいち名前を覚えきれないほどになってきた。
驚いたことに昔、東京12チャンネルでやっていたコンドールマンみたいなのまで登場したのには参った。どういう訳かコンドールマンの歌は、いつまで経っても頭から離れない不思議な曲である。
前置きが長くなってしまった。
本編は、どちらかというとアイアンマンが暴走して、それをキャプテンアメリカが抑える話かとばかり思っていたらまったく逆なのだった。
「我々は犠牲者を出しすぎた。国連の支配下におかれるのも仕方がない」
と、妙に殊勝というか、キャラクター設定的にそんな性格でないはずのアイアンマンが、
「これにサインするんだ。後から修正案を出せばいい」
などと大人の態度になってキャプテン・アメリカに迫る。まるっきりいつもの態度と逆である。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (10件) を見る
一方、キャプテン・アメリカの方は「キャシャーンがやらねば誰がやる」とは言わないまでも、ジャック・バウアー並みに独断専行的に犯人を追う側のリーダーなのである。
二人が仲間割れして、どうせ結局は協力するんだろうと思ったらまた殴り合いになって、その戦いもどちらかというとアイアンマンの方が強すぎだろと思っていたらまたしても逆で、キャプテン・アメリカの方が強いのだった。タイトルが「アベンジャーズ」ではなくて「キャプテン・アメリカ」と入っているのでアイアンマンがサービスしているのかもしれない。
それでも嫌味の言い合いならアイアンマンの方が強いので、最後に「お前はその盾を持っている資格なんかねえよ、バカ野郎」みたいなことを言う場面が感動的なのだが、結局その後でまた関係が戻るので、完全にではないが半分くらいはめでたしめでたしなのであった。