自己紹介と言っても、もともとこのブログでは自分の興味や関心のある物事についてかなり率直に書いているので、今さら普通に「これこれが好きです」なんて書いても意味がない。
これまでに書いていないようなことで、簡潔に自分の特徴を示すにはどうすればよいのか。一分ほど考えて出た結論は何かというと、かれこれ数十年もビールを飲んでいるが、日本のノーマルな味のビールは全く味の違いがわからない。この件について書いてみよう。
私の父親はキリンビールが大好きで、かつてはケースで、おそらく24本入りとかそんな単位で買っていて、毎晩のように大喜びで浴びるように飲んでいた。それから数年経つと、なぜか今度はアサヒビールが好きだということで、スーパードライを好んでグビグビ、というよりガバガバ飲んでいた。
ところが私はビールに対して全く思い入れが持てず、さほど美味しいとも思えず、キリンもアサヒもサッポロも、どれも「似たような薄い味」としか思えずに、半ば仕方なくビールを飲み始めてかれこれ二十年以上も経っている。いくらキンキンに冷やしてあるビールでも、グラスを凍らせておいてもらっても、最初のひと口しか嬉しくない。
一体どうしてあれほど大差ない味を「スーパー何とか」「秋味」「一番絞り」「ラガー」「端麗」「辛口」「カロリーが何とか」「プリン体がどうたら」「糖質かんたら」などと細かく分けて売っているのだろうか。さほど売れているようにも見えないし、飲み会の機会も減っている。
CMでは未だに一年中ビールビールと騒いでいるが、どこのメーカーの味もCMも同じようにしか見えないので、ただ目の前を騒音と派手な画面が過ぎてゆくばかりなのであった。
ところがここ十年ほどは普通のスーパーでも海外のビールや、毛色の違ったメーカーのビールが売っていて「よなよなエール」や「インドの青鬼」は明らかにキリンやアサヒの平板な味とは違う。そして飲んでいても味に飽きないので、たまに飲むと気分がよくなって愉快である。
それにホワイトベルグ、あと黒ビールもキリンやアサヒ以外なら飲んでいて美味しい。

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あと「ワイルド・スピード」によく出てくるコロナも、ビールっぽさがなくて好ましい。
結局、何だかんだ言っておいて「キリンとアサヒの薄い味が性に合わないです」というだけのことか。こんないい加減な私ではありますが、これからもよろしくお願いします。
今週のお題「自己紹介」