「チャーチル ノルマンディーの決断」

 

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チャーチルは最も尊敬されているイングランド人だということで、本や映画が新旧含めていくつもある。

 「チャーチル  ノルマンディーの決断」は、評価の高かった「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」の4年後、ノルマンディー上陸作戦の前夜を描いている。

 

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 第90回アカデミー賞2部門受賞『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の舞台から4年後-。
ノルマンディー上陸作戦に最後まで抵抗したチャーチルの知られざる真実が明かされる! 

 

だがしかし、4年後といっても、あの映画とはキャストも監督も違うので、あわよくば「続編として観ていただけないでしょうかね……、でも本当は違うんですけどね……」といった下心と遠慮が同時に垣間見えるような作品だった。

 

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チャーチルの主張する「若い兵士を大量に殺すことになる」「敵が待ち構えている所に突撃させるなんて」という意見はもっともなのだが、そもそもノルマンディー上陸作戦は決行されるに決まっているので、いくらチャーチルが「最後まで抵抗」しても、結論が最初から見えている。

でもって、同じモデルを描いたのだから仕方がないとはいえ、落ち込んだチャーチルが奥さんとタイピストにあれこれ言われて気を持ち直すところなど、前作、じゃなくて「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」にそっくりである。

山田風太郎は退屈な相手に対しては「ああ、そうですか」としか言わなかったそうだが、私もこの映画に対しては「ああ、そうですか」としか言いようがない。ただし、これから「史上最大の作戦」を観るための前座のつもりで一応観ておいただけなので、大して腹も立たない。