松任谷由実の地味な曲 ベスト10 【前編】

 

 

このブログでは、ゆらゆら帝国や竹内まりやについて書いたりしてきたが、音楽関係で本当に本心から自分が好きなのは、もしかしたら70年代後半~80年代の松任谷由実だけなのではないかと思っている。

しかし、ユーミンが好きと言うと、すかさず「バブルの象徴」「荒井由実の頃の方がいい」「変な声」と貶されてしまうこともしばしばである。

確かに、派手で明るいイメージが強いかもしれないが、地味な曲の中にも名曲が数々あるのだ。

いわば、ユーミンの影に隠れたジーミンである。

 

今回はそんなユーミンのジーミンな曲を、ベスト10形式で地味に紹介してみたいです……。

 

まず、地味に第十位は……。

「ハルジョオン・ヒメジョオン」です。

 

ジーミン教徒の聖典とも言える「紅雀」に収録されていますが、何とシングルカットもされています……。

「哀しいほど紅く~」

と、トイレや風呂場で歌うと、とても哀しくなります……。

 

紅雀

紅雀

 

 

 

続いて第九位……。

 「私のロンサム・タウン」です。

これも地味です。

「北風からモヤが生まれて」

という歌い出しが既に地味。

「ウー、漂うの」

と続きます。

血圧が下がりそうな名曲で、いつ聴いても素晴らしいです。

 

PEARL PIERCE

PEARL PIERCE

 

 

「パール・ピアス」の中の曲ですが、全曲が奇跡の名曲揃いなのでジーミン派の人もマストバイです。

 

 

さあ、第八位は……?

 「ずっとそばに」です。

 

「かわってあげられぬ痛みが哀しいわ」

「疑うこともなく知り合えた人々を“友達”と呼べた日々へ」

 といったキラーフレーズ、そして、

「たなびく夕映えの雲」

「降り注ぐ八月の雨」

といった自然現象を織り込む歌詞がいいですね。

 

世紀の名盤「REINCARNATION」に収録されており、曲順としてはこの曲の後に「ハートはもうつぶやかない」「経る時」と続くところがいいです。

 

REINCARNATION

REINCARNATION

 

 

ちなみに「経る時」からは名曲オーラが出すぎているので、ジーミン的には「ずっとそばに」に軍配が上がりました。

 

 

お次は第七位……。

「スラバヤ通りの妹へ」。

「水の中のASIAへ」に収められています。

これもジーミン的には究極の一枚と言ってもよいでしょう。

 

水の中のASIAへ

水の中のASIAへ

 

 

ちなみに「スラバヤ殿下」という森繁久彌の映画がありますが、チェックしなくても大丈夫です。

 

スラバヤ殿下 [DVD]

スラバヤ殿下 [DVD]

 

 

第六位は……。

「さまよいの果て波は寄せる」です。

「悲しいほどお天気」のラストを飾る名曲ですが……。

 

悲しいほどお天気

悲しいほどお天気

 

 

他のアルバムの大トリの曲ほどは、ビッグ感が少ないのでジーミン的には評価が高いです……。

潮騒を「しおざい」と言うところがいいです。

何よりも「私の弱さ」という言葉がジーミン的にはグッと来ます……。

 

それでは次回【後編】を、地味にお楽しみに……。

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