このブログでは、ゆらゆら帝国や竹内まりやについて書いたりしてきたが、音楽関係で本当に本心から自分が好きなのは、もしかしたら70年代後半~80年代の松任谷由実だけなのではないかと思っている。
しかし、ユーミンが好きと言うと、すかさず「バブルの象徴」「荒井由実の頃の方がいい」「変な声」と貶されてしまうこともしばしばである。
確かに、派手で明るいイメージが強いかもしれないが、地味な曲の中にも名曲が数々あるのだ。
いわば、ユーミンの影に隠れたジーミンである。
今回はそんなユーミンのジーミンな曲を、ベスト10形式で地味に紹介してみたいです……。
まず、地味に第十位は……。
「ハルジョオン・ヒメジョオン」です。
ジーミン教徒の聖典とも言える「紅雀」に収録されていますが、何とシングルカットもされています……。
「哀しいほど紅く~」
と、トイレや風呂場で歌うと、とても哀しくなります……。
- アーティスト: 松任谷由実
- 出版社/メーカー: EMI Records Japan
- 発売日: 1999/02/24
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 436回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
続いて第九位……。
「私のロンサム・タウン」です。
これも地味です。
「北風からモヤが生まれて」
という歌い出しが既に地味。
「ウー、漂うの」
と続きます。
血圧が下がりそうな名曲で、いつ聴いても素晴らしいです。
- アーティスト: 松任谷由実
- 出版社/メーカー: EMI Records Japan
- 発売日: 1999/02/24
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
「パール・ピアス」の中の曲ですが、全曲が奇跡の名曲揃いなのでジーミン派の人もマストバイです。
さあ、第八位は……?
「ずっとそばに」です。
「かわってあげられぬ痛みが哀しいわ」
「疑うこともなく知り合えた人々を“友達”と呼べた日々へ」
といったキラーフレーズ、そして、
「たなびく夕映えの雲」
「降り注ぐ八月の雨」
といった自然現象を織り込む歌詞がいいですね。
世紀の名盤「REINCARNATION」に収録されており、曲順としてはこの曲の後に「ハートはもうつぶやかない」「経る時」と続くところがいいです。
ちなみに「経る時」からは名曲オーラが出すぎているので、ジーミン的には「ずっとそばに」に軍配が上がりました。
お次は第七位……。
「スラバヤ通りの妹へ」。
「水の中のASIAへ」に収められています。
これもジーミン的には究極の一枚と言ってもよいでしょう。
- アーティスト: 松任谷由実
- 出版社/メーカー: EMI Records Japan
- 発売日: 1999/02/24
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
ちなみに「スラバヤ殿下」という森繁久彌の映画がありますが、チェックしなくても大丈夫です。
第六位は……。
「さまよいの果て波は寄せる」です。
「悲しいほどお天気」のラストを飾る名曲ですが……。
他のアルバムの大トリの曲ほどは、ビッグ感が少ないのでジーミン的には評価が高いです……。
潮騒を「しおざい」と言うところがいいです。
何よりも「私の弱さ」という言葉がジーミン的にはグッと来ます……。
それでは次回【後編】を、地味にお楽しみに……。
...................................................................
↓【後編】はこちら...... ↓