今週のお題「これって私だけ?」
唐突だが、今から七年前の「Newsweek (ニューズウィーク日本版) 」の2008年 12/17号の感想を書いてみるぜ!
「これって俺だけ?」と問いかけるまでもなく、俺だけに決まってるわな……。
この号は表紙に大きく「丸ごと1冊海外ドラマ」って書いてある号で、付録のDVDに、色々なドラマの第一話が収録されていやがるのさ。
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2008年 12/17号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 雑誌
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本を整理してたら出てきたから「デクスター」の第一話だけ観てみっかと思って観て見たら、予想外に面白かったぜ!
この主人公は、表向きは警察の鑑識官なんだが、裏の顔は子供の頃からの筋金入りの連続殺人鬼なのさ。
そう考えるとパッケージの写真もキモいおっさん、見たくもない変態、触りたくもない害虫みたいに思えてきちまうだろうな。
でも実際はそうでもなくて、殺す対象が本当の極悪人だけと決めてるから、むしろやってる事はいわゆるヒーローものの「正義の味方」と全く同じなんだぜ。
観てる側としては、善といえば善だし、悪といえば悪ともいえる主人公にどういう感情を持つかというと……、白でも黒でもない中間の灰色……、でもなくて、ひたすら透明、といった感じの印象だぜ。
なにしろ表面的には普通の人そのもの、純度100%普通の人として生活してるから、そいつの内面が虚無的だと、まるで真空に吸い込まれるみたいな形で引き込まれちまう。
「共感」に限りなく近いけど違うような、でも「共感」にそっくりな何かを感じてしまったのさ。
舞台がマイアミだから色彩がやけに明るくて、BGMにキューバ音楽やチャチャが流れてくるという陽気なトーンがまたいいぜ(ちなみに「CSI」もNYよりはマイアミの方を推すぜ)。
結局、雑誌の感想というよりは雑誌の付録のDVDのそのまた一部分の感想になっちまってるが、そういう半端な点も含めて俺なのさ!
「これって私だけ?」といった卑下慢っぽい態度とはスッパリ縁を切って、「これって俺だけ!」と胸を張って堂々と生きていくぜ!