何と、人気企画だった「短歌の目」第一期は今回で最後になるという。
私はHNが「目」なだけに、まるで自分の身が、いや目が引き裂かれるような思いである。いうなれば断腸の、いや断目の思いである。
そこで今回は特別に、これまでなるべく封印してきた「体言止め」を多用してみることにした。
みたいなタイプの短歌が、これでもか!これでもか!これでもか!とばかりにゾロゾロ出てくるので、体言止めファンの方にはこれが見納めの出血大大大サービスである。
1. ファー
春の朝ファーファがいきなり人を食い柔軟剤を飲む四月馬鹿
2. 密
お年玉百年まとめて請求す姪の理想は北への密使
3. LED
SEALDsを並べ替えるとASSとなり照らす電球LED
4. グレーゾーン
グレーゾーンのZの血を吸った蚊の描く下降線こそ魔球のヒント
5. くま
行くまでもなき忘年会にて話されるわが性癖という青い妄想
6. 石
石と右さて本物はいずれかと盗聴器からの煙ひと筋
7. イエス
絢爛にせねば祝えぬ夜のため鞭で打たれるイエス様々
8. 鐘
山ほどの古銭を埋めし教会の鐘にぶつかる銀色の蝿
9. 氷
かき氷、負けるなこっちはパピ氷、むめも氷とやゆよ氷
10.【枕詞】降る雪の
降る雪の調整ダイヤル消えてなお天にまします我らの降雪機
それでは、
第一期「短歌の目」主催者の卯野 (id:macchauno) さん、
そして参加者の皆さん、
はてな引用スターやコメントをくれた多くの皆さん、
貴重な機会を与えていただき、有難うございました!
第二期でまたお会いしましょう!
さようなら~!