89年のベルリンを舞台に、四方八方が敵だらけの中、女スパイがアクションもカーチェイスもこなす。
マンションでの警官相手に鞭を振り回すようなアクションと、パレードでいろいろあって、階段での殴り合いからのカーチェイスが特に良かった。
そして何と、あのネーナの「ロックバルーンは99」と、この映画で再会するとは(よく考えたら89年よりも5年くらい前の曲なんだけど、それも含めて意外な選曲)!
また、派手派手なネオンカラーの色彩も印象的(ベルリンだけではなくパリも同じ感じ)。最後はちょっとひねり過ぎて、真相がどうなっても観客としてはさほど驚けない。何というか「ああ、そうですか」としか思えず、やや置いていかれた感がある。