読書会でやってみたいこと

 

 

自分が主催者になって夜間の読書会をするとしたら、ただ参加者が感想を言うだけでは退屈なので、何かをつけ加えたい。

例えば、家にある本と本を交換するというコーナーを設けてみてはどうか。毎回、何冊でもよいので本を持って来て、参加者同士で交換する。

人気のある本は、希望者が多くなる筈だが、あくまでも「本と本の交換」が原則なので、人気のある本を持っている人が魅力的だと感じる本を自分が持っていないと交換にならないのである。そうなってくるとオールマイティに強そうな話題作が強くなるのか、あるいはニッチな所を突いたマイナーな本が強くなるかもで、交換の様子を見るだけでも楽しいかもしれない。

それでも「どうしてもあの本がほしい!」なんて言ってごねる人がいるかもしれない。その場合は貸し借りで済ませてもらうか、買い取るかといったところだろうか。

それから、短歌の上の句と下の句を結びつけるクイズもやってみたい。ちょっとしたアクセントとして5分ほどで解ける問題を用意すれば、けっこう面白いのではないだろうか。

 

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実は以前この↑「下の句を当てろ! 前衛的な“現代短歌”セレクション」を読んで以来、誰かに問題を出したくてウズウズしていたのである。自分はほとんど正解できなかったので、ついに復讐(というか、八つ当たり)の時は来た!という心境である。エドモン・ダンテスか、はたまたガリー・フォイルかといったレベルでやる気の炎が燃えている。

 

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)

 

 

他には「私の心に残る一冊」とか「みんなにお勧めしたい本」といった、ごく当たり前の、ゆるい企画もやってみたい。あまり面白さばかりを追求すると、要求がエスカレートしてプレッシャーになるので、匙加減を意識しないと駄目である。

ちなみに「虎よ、虎よ!」は父親が持っていたので拝借して読んだ。今のSF初心者はこれを名作として読んで面白く思うものかどうか、微妙な気がする。「サイボーグ009」や「AKIRA」の元になった作品だが、その二作すらもう「有名」といえるのかどうかすら微妙な段階になっているのでは?


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