文房具店で162円のテープを買って、165円を出したら「ちょうど165円いただきます」と言われたのであれっと思った。
162円の商品に162円を出す=ちょうど162円
165円の商品に165円を出す=ちょうど165円
こういう風に、商品の価格と出した金額が同じならいいですよ。
あるいは、
992円の商品に1000円札を出す=ちょうど1000円いただきます
こういう場合も、998円や999円ではなくて、ジャストで切りのいい1000円なので、「ちょうど」でもいいです。
しかし、162円に対して165円は「ちょうど」じゃないよ!!
と言いたかったのだが、何を言っていいのか整理できなかったので黙っていた。
それで思い出したのだが、以前の会社では会議の際に、
「えー今月の連絡会議の予定は、ちょうど13日になります。県南ナントカミーティングはですね、えーちょっと月末の……ちょうど28日になります。そして全体会議は……、あっ、ちょうど19日の夕方からとなっております」
いつもこういう調子で予定を伝える人がいた。何が「ちょうど」なのか誰にもわからないし、明らかに半端な数字になっている日でも「ちょうど」を連発するのであった。しかしもちろん、「いったい何が、ちょうどなんですか?」と質問する訳にはいかず、何となくいつも「ちょうど」の日に会議を行っていた。
とにかく微妙に変なことを急に言われて、しかもそれを連発されるとツッコミを入れづらい。読書会などは変な感想を言う人、変な言動の人、変な理屈で変な主張をする人がいても、スルーするしかないことが多い。
急に出てくるといえばCMでいきなり「便秘!」「軟便!」などと言われると最初は「えっ、いきなりそういう話?」と焦ったものだが、しょっちゅう流れているので慣れてしまった。
「飯テロ」も「テロ」などという物騒な言葉をよく使えるなと思っていたが、何となく定着しているし、不謹慎だとも思われていないような風潮がある。

くびれと健康がとまらない! 膣締めるだけダイエット (美人開花シリーズ)
- 作者: 村田友美子
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2018/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
「膣」は金色にしてデカデカと表紙に出すような言葉ではないのでは……(多分)。しかし「うんこ漢字ドリル」がコンビニにゾロゾロ置いてあるくらいなので、やがては「膣」どころか「○んこ」「○んぽこ」くらいは普通になるかもしれない。