「時間があるのでやってみた」シリーズの第二弾は、料理編である。
と言っても大げさなものではなくて、
↑この記事に倣って「ゆず胡椒+バター」で炒め物を作ったというだけの話である。
ゆず胡椒は一時期「ブーム」と言っても過言ではないほどの盛り上がりを見せていたし、2010年頃には小説家の殊能先生のブログに頻繁に登場していたことを思い出す。
それが今ではスーパーの調味料コーナーに定着している。出世から高値安定状態に落ち着いたということだろうか。もちろん高値と言っても値段そのものは別に高くない。
それどころか買ったら冷蔵庫に入れっぱなしで、賞味期限を過ぎているほど影が薄い。もう一つ存在感やインパクトがない、悪い人ではないが退屈という、お見合いの断り文句を受けるようなポジションなのだった。
ところが上記の「バターと合わせれば」という福音に従ってさっそく炒めてみるとアラ簡単、しかも美味しいので正直なところ毎日これでも良いのではと思うほどであった。
要は「熱したフライパン+バター+柚子胡椒」で何か(鮭とか肉とかエリンギとか)を炒めろ!というだけなので、応用範囲が広いのだ。いや、ゆず胡椒はもともと守備範囲も応用範囲も幅広い、影の実力者かつ逸材だったものを長年ベンチに置きっぱなしにしていただけなのだ。
炒め物なのに塩、胡椒を省略できるので、ぜひ多くの人に広めたい。とりあえず炒めるものは「豚肉+エリンギ」が無難でよいと思う。できれば、柚子胡椒を日本酒で溶く手間はかけた方がよい。