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保険を知るための小さな鍵:保険用語のややこしさ

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保険の世界に出てくる用語は、ややこしい!

難しい!

とっつきにくい!

わかりにくい!

実は何を言われているのかハッキリしないが、恥ずかしくて聞き返せないのでついつい、うやむやにしてしまう!

何となくだが、丸め込まれて損をしているような気になってしまう!

もしかしてだけど、騙されているような気がする日もたまにある!

これらはおそらく、全日本人の大多数から同意を得られそうな感想である。

日本人の97%くらいは、そのように感じていると言っても過言ではない。

私自身も、保険を説明したり売ったりする立場でありながら、

「これは分かりにくい!」

と太鼓判を押したくなるような用語が多い。

そこで今回は、基本のそのまた基本として、

「まぎらわしい保険の基礎用語」

について、少しだけ考えてみよう。

 


問:「保険金」と「保険料」の違いについて説明しなさい。

 


この二つの違いをはっきりさせることが、保険の難しさを考えるのに必要な第一歩だと言いたいのだが……、

即答できるだろうか?

 

前回も書いたように、保険には手軽な入門書がない。

漫画も保険について教えてくれない。

映画やドラマで保険の話題が出てくるのは、せいぜい殺人の動機を解明する場面くらいのものである。

さらに言うと、教育の場で「保険」について学ぶ機会もない。

避難訓練とセットで「地震保険について学ぼう!」コーナーがある訳でもない(あってもいいと思うが)。

 

皆が皆、何となく薄ぼんやりした認識を勝手に育てて、あとは雑誌の記事やCMで断片的に聞きかじった知識やフレーズを頭に溜め込んでいるという、そういう状態で成人式を迎えるのである。

その後は状況に応じて「大家の勧め」「会社の勧め」「知人の勧め」などで保険に入るか、安いからという理由でネットを利用するか、というコースをかなりの人が辿っているのではないだろうか。

 

だから、いざ「保険金」と「保険料」の違いを問われて、面食らうのも仕方がない。

この問題の場合はある程度は、日常会話内の文脈で理解できるのではないだろうか。

 

 

A:保険料が安くなって、家計が助かったわ。


B:保険金が安くなって、家計が助かったわ。

 


違いをはっきりと説明はできなくても、この例でBに違和感を持つことさえできれば、一応合格としてよい。

大体、コマーシャルでも「保険料が安くなる」と頻繁に言っているので、
「保険料とは、契約者(お客さん)の側が保険会社に払う料金」
という点だけ理解できていればよいのである。

 

保険金はその逆で、
「保険会社が契約者の側に支払うお金」
のことである。

つまり、保険料と保険金では、お金の「支払う・支払われる」の矢印の向きが逆になっているのだが、言葉としては「料」と「金」の違いしかない。

「料」にせよ「金」にせよ、いずれも金銭のことを意味しているので、その辺りが既にややこしいのである。

 

この例に限らず「ホショウ」とか「ショウガイ(傷害、障害、生涯)」といった同音異義語が頻出するのが保険の世界の妙な特徴である(私の経験では「自動車保険」と「車両保険」をごちゃ混ぜにして話す人がいて驚いた)。


しかしこの問題を解決したいので、
「保険金」「保険料」「ホショウ」「ショウガイ」
といった言葉を別の表現に置き換えてみよう、などと言い出す保険会社は無いし、かといって日本語の方を矯正する訳にもいかない。

そこにこの問題の根の深さがある。

 

という訳で、毎度このくらい低空飛行で「初歩のそのまた初歩」レベルの話をしてみたい。

質問や「この話題を扱ってほしい」などのリクエストなどがあればお気軽にどうぞ。