観た映画:「デスレース2000」

 

 

「デスレース2000」を観てしまった。

久々に安手のZ級映画を観たなあ!という、満足感で胸が一杯のような、それでいて虚しいような、独特のあの感覚を存分に味わうことができた。

 

 

カットされていないのにカットされまくっているかのような、独特のテンポ……。

カッコいいのか悪いのか判断できないコスチューム……。

冴えない大学生のような革命派たち……。

ペンキにしか見えない血……。

そして、

背景が「絵」……。

 

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しかし内容は予想以上にブラックで、アッケラカンとした空気とスピード感があってよい。恨みがましい社会批判や、熱いメッセージなんてものがない。「本当はもっと芸術的な映画を作りたい」という野心も見えず、カラッとしている。

「カラッと揚げたての天ぷらに間違えてケチャップをかけちゃった。けど、食べてみたら意外と美味しかったよ」といった感じの映画である。

しかも、最後の15分くらいは「意外ときちんと作っている」という驚きが無くもない。

85点くらいを期待して63点だと落胆するが、たぶん23点くらいだろうと思って45点だった場合は大いに満足するという、そういう種類の45点映画と言える。

そんなこと言われても何が何だかわからない、という方はこちら↓のページをご参照下さい。

 

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