書くことあり日記:にわか村上春樹ファン

今年に限らず、来年か再来年にでも村上春樹ノーベル文学賞を受賞したら、おそらく今までファンだった人たちはますます我が物顔で威張り始めるであろう。一方、アンチ春樹派は「あんなもの、何で売れているのか理解できない」「ノーベル文学賞も地に落ちたものだ」とますます嫌うであろう。

私は特にどちら側の味方でもないので、たまには旬の話題を書くことでこのブログのPVが増える切っ掛けになってほしいと願うだけである(できれば百万PVくらい)。

 

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

 

 

そこで、ファンでもアンチでもないが、受賞を機に、にわか村上春樹ファンになる人々へのアドバイスをして差し上げたい。

まず、何でもにわかファンは嫌われるものなので「つい先日、急にファンになりました」とか「ファンですけど、一冊も読んだことがありません」などというのは禁句である。

こういう時は大体、「初期の作品は良かった(でも、最近はちょっとね……)」という線で意見を統一するのが無難である。

世の中には「早く好きになった方が勝ち、偉い」という変なルールがあるので、思い切って「デビュー前から良かった」と答えるのもお勧めである。

 

lynceus.seesaa.net

 

上記のリンク先の「ジャズ喫茶のマスターになるための18のQ&A(「JAZZLAND」昭和50.8.1号)」は実に面白いので、前々から知っていたという振りをして「あっ、そう言えばそんなものありましたよね。最後にナボナのCMとか出てくるやつ」などと言ってみたいところである。

しかしこの雑誌は昭和50年の8月号なので、さすがにリアルタイムで読んだことにするのは無理、という年齢の人も多いかと思う。

そういう人は、素直に「何かのヒント」というブログで読みました!と白状してみるのがお勧めである。昔からのファンに「この正直者め、天晴れじゃ!褒美をつかわす」なんて、褒められたり…………する人が沢山いればいいんですけどね(百万人くらいね)。

 
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