「高齢者のためのドラクエ入門」の難しさ

DQウォークを始めて以来、一日あたりの平均歩行距離が4.8キロにもなっている。

これはなかなか大変なことで、それ以前は平均2キロ行くかどうか、真冬ともなるとそれ以下であった。「健康のために毎日歩こう!」と、いくら説得されても大して歩かない自分が、ドラクエのおかげで一日8キロ歩く日もあるほどだ。そういう効用があるので、DQウォークは若い人よりもお年寄りに勧めたいくらいだが、肝心のお年よりはドラクエのようなRPGのやり方がわからないし、できない。

 

 

そこで親切で明快な「高齢者のためのドラクエ入門」といった記事を書こうと思ったが、何から説明すればいいのか、さっぱりわからない。

語源的にはRPGというのは「役割を演じるゲーム」を指しているはずだが、それが魅力の第一かというとちょっと違うような気がするし、ゴールドやジェムのやりくりの面白さ、敵をいかにして倒すか、運と努力のバランス、絵柄や動きやネーミングや効果音や音楽の魅力、それにシナリオの面白さ、情報の入り方、そうした様々な要素があって、そこからさらに「歩く」ことと「自分が今いる場所とゲームが連動している」ということを説明するのは難しい。それに「モンスターのこころ」も重要な要素なので、黒板に図を書いて説明するとしても2時間はかかりそうである。