おちょいさんのブログは個性的で、営業に関する考えがちょいちょい書いてあって為になるので愛読している。
そのブログが珍しく炎上気味になっていた。
さほど問題視されるような内容ではないと思うのだが、何となく「侮辱された!」と思い込む特定層の逆鱗に触れてしまったようである。
私がこの記事を読んで真っ先に思ったことは「これと同じことを言っている本を読んだ気がする」で、その本とは「人生ドラクエ化マニュアル」である。
人生ドラクエ化マニュアル - 覚醒せよ! 人生は命がけのドラゴンクエストだ! -
- 作者: JUNZO
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人生ドラクエ化マニュアル<オーサーズエディション>: 覚醒せよ!人生は命がけのドラゴンクエストだ! (JUNZO)
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人生ドラクエ化マニュアル II: 人生の敵攻略編 (JUNZO)
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内容はやはり、現実の仕事(あるいは心配事や哲学的問題)をドラクエ的なRPGに見立てて取り組むべしというもの。
この本について書こうかと思っているうちに、もっと面白そうな本を見つけた。
それは「スーパーベターになろう!」という本で、やはりゲームを通じて現実の人生によい影響をもたらそうというものらしい。
全米40万人以上のユーザーが利用しているゲーム「スーパーベター」。
これはアメリカで著名なゲームデザイナーである著者が、みずから負った大怪我により発症した片頭痛や鬱状態から回復するために開発したゲームだ。
ペンシルヴェニア大学の調査によると、スーパーベターに挑んだ多くの人が憂鬱や不安から解放され、自信や活力を取り戻したという統計的なデータが得られている。
なぜゲームをすることで、私たちは肉体的、精神的苦境から脱出することができるのか?
本書ではその理由とともに、人生をもっと豊かにするための強さと勇敢さを養う、ゲームを活用したメソッドを具体的に紹介する。
しかし、肝心の「スーパーベター」とはどのようなゲームなのであろうか。
それを調べているうちに今度はTEDの動画を発見した。19分半で、後半にゲームの内容も出てくる。
内容重度の脳震盪の後長い間病床に付き自殺まで考えたゲームデザイナーのジェーン・マクゴニガルは、回復のための素晴らしいアイデアを思い付きました。
科学的研究の成果を織り込んだ回復のためのゲーム「スーパー・ベター」を作ったのです。
この感動的な講演で、彼女はゲームがいかに人の回復力を高め、人生におまけの7分半を付け加えてくれるか語っています。
本を読まなくても、動画でおおよその所は分かった(ような気がする)。
結論を書くと、おちょいさんの記事と「ドラクエ化マニュアル」は双子のようなもので、「ドラクエ化マニュアル」と「スーパーベターになろう!」も双子のようなもので、おそらく人生とゲームも双子のようなもので、ジェーンとケリーは確実に双子である。
追記:「人生ドラクエ化マニュアル」の著者による要約記事があった。