前々から時々この話題を見かけるが、今回またこのインタビューを読んでいたらチラッと出てきた。
たいへんな事件のなかにも、
ものすごく馬鹿げたことが
まじりこんでいたりします。
人生に絶望して身を投げようとしている瞬間に、
「もしいま自分が死んだら、
あのパソコンのハードディスクに入っている
エッチな画像はどうなるんだろう。
みんなで見るんだろうか」
と考えて思いとどまる。
人生は悲劇だし、喜劇。
そのことはいつでも思っています。
私はこれって「どうもならない」というかほぼスルーされて、「みんなで見る」どころか見向きもされないように思っている。
どういう死に方をするにしても、身寄りが僅かでも多くても、亡くなった人の私物のパソコンの中身になど他人はほとんど興味を持たないからである。
歴史に名を残すような業績をあげた人ならともかく、ごくごく一般の人のパソコンなんて誰も見やしないし、家族のものだって見やしないし、「捨てようか?」「そうするか……」という流れ作業的なあれこれの中で失われるのが普通コース、業者に売ったら物好きな業者が何かを発掘してしまうのが特殊コースで、その比率は98:2くらいではないだろうか。
かくいう自分自身はどうかというと、私物としてエロ・グロ・貴重・懐かしい画像はTumblrで公開している。ほとんど生前贈与というか、ノブレス・オブリージュというか、情報のリサイクルというか、可¥社会貢献のつもりで行っている。もうかれこれ9万5千枚くらいの量になっているし、世界中に自分のファンがいてくれるので嬉しい。