しのびよる認知症の足音

 

 

「自動車保険に入りたい」という七十代男性の方のお宅に伺ったら、保険どころか免許証を返納しないとまずいというレベルの方だった。

しかし、

「返納した方がよいのでは?」

「はい、そうします!」

なんて展開にはならないだろう。

認知症に「なりかけ」の人には、ほぼ説得も強制もできない。家族も「もう知らない」なんてことになって、私もそれ以上のことは言えなくなって、そのまま放置というケースは珍しくない。

それはまあ仕方がない。

 

認知症の人の心の中はどうなっているのか? (光文社新書)

認知症の人の心の中はどうなっているのか? (光文社新書)

  • 作者:佐藤 眞一
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: Kindle版
 

 

と思っていたら急に会社の偉い人から電話が来て、七十代の某さんが急に退職されるとのこと。

一ヵ月後にはもう確実に退職されるというので、健康上の理由かと思ったら違っていた。ここに詳細は書けないが要するに職業上、必ずするべき義務をいくつも怠っていたのだという。

某さんは認知症に「なりかけ」ではないが、注意力の散漫という点においては「なりかけ」の一歩手前と言っても過言ではない。

七十代男性でこういう事例は珍しくない。これで八十代にもなると、体か頭か、その両方の機能がもっと低下して、あとは死ぬだけなのかと思うと虚しい。

そこでついつい弱気になって「認知症自己診断テスト」を受けてしまいました。

 

test.ninchishouyobou-k.com

 

そして結果は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何と、100点です!やったー!!

生まれて初めて「認知症自己診断テスト」で、100点を取ったよー!!

夢にまで見た100点だよーー!!

ワーイ!ワーイ!