書くことなし日記:コプウ編

 

 

以前、ネット上でちょっとしたイベントがあって、その名称が少し長いものだったので、私が、

「略して『コプウ』だね」

と言ったことがあった。

 しかし今になってみると、

「コプウ」

とは何の略なのか、そもそもイベントとは何だったのか、誰とその話をしたのか、誰かに感心されたのか、或いは笑ってもらったのか、そうした細部もほとんど記憶から消えている。

ただ「コプウ」という言葉の響きが面白いから覚えているだけの話だが、おそらく死ぬまで自分の頭の中には「コプウ」という意味不明の名称だけは残り続けるに違いない。

もし2050年頃のニュースで、

「身元不明のお年寄り なぞの言葉 “コプウ”とは?」

なんて記事があったら、少々頭のはっきりしないそのお年寄りの正体は多分この私か、毎日このブログをチェックしている少数の皆さんのいずれかであろう。

覚えておけば身元をたどる手がかりになるかもしれないので、ノートに百回くらい「コプウ」と書いておこう!

 

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