前回の続きて、2004年に読んた本のメモから。
今回は「てすます調」て書いているもの。特に付け足すことは無し。
・私は小説を読み飛はすことかてきないのてすか、ノンフィクションは平気て読み飛はすというか、かなり荒っほく流し読みします。
しかも「後て丁寧に読めはいいや」と思いつつ、後て丁寧に読んたためしなとありません。
しかもますますその傾向が強くなりつつある昨今てす。
・昨日は図書館に行って菊地馨「阪神大震災・神戸からの報告書」、井上ひさしと小森陽一か中心となった「座談会昭和文学史」の3、4巻を借りて読みました(横目て「麦秋」を観なから)。
「座談会昭和文学史」の3巻は永井荷風と坂口安吾、戦前戦後の大衆文学、それに太宰治について。
特に太宰治に関しては、ユーモア小説の書き手として、また彼か巧みに女性の声を模することについての言及かあり、我か意を得
たりという気持ちてす。4巻は石川淳、小林秀雄、三島由紀夫・安部公房、大岡昇平について。
三島・安部に関しては欠席裁判めいた言い方か目立ちます。
しかし総して座談会としてはかなりホリュームがあり、内容も読み応えかあるものてす。定価て買うにはいささか高い本てはありますか、図書館から借りて読むふんには良書と言えましょう。
・あともう一冊、大塚英志の「『おたく』の精神史 一九八〇年代論」も借りて読みました。
これは副題の「一九八〇年代論」か大袈裟て、普通の思い出話に論壇風の言いまわしを散りはめた読み物てす。
当時のエロ漫画雑誌やアニメ・漫画雑誌製作の現場にいた人の証言として興味深い部分は多々ありますか、とう見ても「一九八〇年代私史」なので、「一九八〇年代論」を求めてしまうと不満の残る本てしょう。
私としては映画「エウァンケリオン」の結末を知ったり、「ホモホモ7」と「風雲児たち」の作者が同したと知ったり、ハラハラたった点か一本の線になる面白さを感しました。講談社現代新書は、裏表紙に著者の顔写真を載せない方か良いと思います。
・さらに夜遅くなって「オルフェウスフロセス―指揮者のいないオーケストラに学ふマルチ・リーダーシッフ・マネシメント」を読み(全くの期待はすれ)、その後「クール・ルールス」も読みました。
オルフェウスプロセス―指揮者のいないオーケストラに学ぶマルチ・リーダーシップ・マネジメント
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矢継き早に「クール」なものの例かホンホン出てきて、こういうタイフの早口でまくしたてるようなノンフィクションは好きてす。
ヒンカーの「心の仕組み」や、アレックス・カーの「犬と鬼」にも似た印象を持ちました。
・その後深夜に「トム・ソーヤー」も少し読みました。
色々と読んた割にはこうして書き出してみると内容がないものてす。