時々、発作的に「~なのねん」という文章を書きたくなる病に罹患している愚生ですが、連休中に「ストレンジャーシングス 未知の世界」のシーズン1を観終えたのねん!
内容は80年代のスピルバーグ(「E.T.」くらい)とスティーヴン・キング(「ファイアスターター」くらい)と大友克洋(「童夢」くらい)を混ぜたような物語で、基本的にオマージュ色が強くて、どこかに新味があったかというとやや微妙で……。
面白かったものの、8話にたどりつくまで長く感じたのも事実なのねん……。
それに一番びっくりしたのがキャストの頭に「ウィノナ・ライダー」と出るところだった、というのがまた微妙だったのねん……。
この母親が、失踪した少年を捜し求めるという役で、ひたすら怒鳴る、叫ぶ、わめく、怒る、暴走する、と一本調子で、最後の最後でやっと普通になって「あっ、普通の状態はこれだったのねん!」と思うほどだったのねん……。
という訳で、とてもこの人が主人公とは考えにくくて、失踪した少年の仲良しグループの中心人物、マイクが主人公だと思われるのねん!
でも、この少年が主人公か否か、という話題は実はどうでもよくて(主人公が複数いても変じゃないのねん)、それより困ったのはマイクのお姉さん中心のエピソードがいわば第三のパートになるにもかかわらず、残念ながら容姿にも性格にもまったく魅力を感じられないことだったのねん!
「世界中で大絶賛されている!」
「Netflixオリジナルドラマの中で最も評価が高い!」
といった評判よりもむしろ、
「マイクのお姉さんは優等生にも不良にも見えないし、中途半端で見ていて退屈だよ!」
と先に教えてほしかったのねん!
しかも、
「罪の意識をもうちょっと持ったらどうか?」
と、真顔で尋ねたくなるような終り方だったのねん!
シーズン2ではこのお姉さんが酷い目に遭ってほしいなあ、と願わずにはいられないほどの脳天気ぶりに、怒りを感じるのねん!
これからこのドラマを見る人は、
「あっ、こいつが目さんが嫌っていた女か(笑)」
「なるほどこれは嫌うわ(笑)」
「てめえは超能力で飛ばされてろ!ボケ!」
「むしろお前を釘バットで殴りたいわ!」
と思いながら見てほしいのねん!ねんのねん!