見学予定者の数え方

読書会をやっていると、「どんな内容ですか?」「参加を希望します!」「見学を希望してみたいと思います……」といった問い合わせが来る。

最初から参加する気満々で、参加希望の人は何の問題もない。

見学してみようかな~、どうしようかな~、行けるかどうかわからないんですけど~、という優柔不断型、あるいは慎重派はあれこれ手間がかかるし、結局のところ結論は「来るのかどうかはっきりしない人」というあたりに留まって、しかも最終的には来ない、という人がほとんどである。見学者の意欲には濃淡、個人差が激しい。

そういう訳で、見学希望者は「1名」「2名」「3名」と数えるのではなく、熱意の度合いによって「0.2名」「0.7名」「0.3名」といった具合に、小数で管理すると便利であると気がついた。

AさんとBさんとCさんで「今回の見学予定者は3名」と認識するのではなく、Aさんは「0.2名」でBさんは「0.7名」でCさんは「0.3名」なので合計は「1.2名」とでも把握しておけば、用意しておく席はまあ2つで充分だろうなあ、という具合に使うのである。これから読書会をしたいと考えている人には、ぜひお勧めしたい。