以前、暇をつぶす方法を集めた本を読んだような気がする。エッセーだったかもしれないし、実用書風の本だったかもしれないし、雑誌の記事だったのかもしれない。
そういう試みでよく覚えているのは、蟻を観察するというやつで、一匹の蟻をずっと追跡していると、時間が過ぎるのが速くなるという話だった。
「会社のトイレでこっそり全裸になり、そしてまた服を着て帰ってくる」という試みも何かで読んだが、これは暇つぶしではなくて、日常から脱するための手段の一つとしての提案だったかもしれない。
普段あまり作らない、食べない料理を作るのもいいかもしれない。
昨日は瓶入りの生姜蜂蜜が白くなってしまったので、お湯で温めて戻した。その時に考えたのだが、蜂蜜をご飯にかけて食べるというのは、いかにもありそうな気がする。
しかし、自分ではやる気にならないので誰かが代行してはくれないか。
……と思っていたら、実行している人を発見した。
もともと「ご飯を炊く際に蜂蜜を入れる」という方法はポピュラーなようなので、これはやはり良いのかもしれない。