台詞や音楽の少ない、説明も少ない、全体に寡黙な作品で、「逃亡して捕まるまで、台詞なし」という人物が二人もいた。
昔、AV女優がVシネマ時代劇などに出る際に「喋れないお姫様」の役を演じていたりしていて「なるほど演技力に難がある場合はこういう方法で誤魔化せるのか」と納得したものである。
エヴァ・グリーンは「舌を切り取られて喋れない」という役柄だったが、決して演技力がないからそういう役どころにされたという訳ではない。それどころか、ちょっと睨みつけられただけで、土下座して謝りたくなるような鋭い眼光である。
「悪党に粛清を」というタイトルは大抵の西部劇には難なく当てはまるタイトルである。だから何の関係もない作品でも「悪党に粛清を2」にできそう。